メリット・デメリット
メリット
経費削減
助成金は、返済不要であることと受給まで特に費用はかかりませんので、助成金額が経費削減に相当します。
利益として計上
助成金は、売上ではなく粗利で、経理処理でも収益として計上します。
健全なイメージ作り
助成金の受給には一定の条件が必要です。
雇用保険の適用事業主であること、労働者名簿を備えていること、労働保険料について2年を超えて滞納していないことなど、人事労務における基本的な条件が必要となります。そのため、助成金申請をすることで、社内環境を見直すことに繋がります。また、助成金を受給した事実が実績となり、周囲に健全な企業イメージが生まれます。
デメリット
助成金申請のデメリットとしては以下のものがあげられます。
- 種類が多くてわかりにくい。
- 助成金制度の内容が頻繁に変わる。
- 申請にあたり知識が必要であり、専門用語が多い。
- 提出書類が多いことや、書類の不備などで受給までに時間がかかる。
- 業務に追われ、手続を行う専門担当者がつけられない。
- 日頃から帳簿書類などの細かい整備が大変。
専門家に助成金申請の手続きを委託することによって、事業主は経営や業務に専念できるうえ、効率的に助成金を受給でき、申請から受給するまでの時間の短縮と労力の軽減が期待できます。
助成金の専門家は主に社会保険労務士で、依頼するため費用はかかりますが、費用は成功報酬が多いと言われています。社会保険労務士でも助成金に関する代行業務を行なっていない場合がありますので、依頼する前に予め確認する必要があります。